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W 「vin & vino, wines of the world, with you!」

Rémi Poujol

レミ・プジョル Rémi Poujol ( MAS COSTEFERE )
●産地:ラングドック地方

MAS COSTEFERE(Rémi Poujol)はエロー県ペゼナスの近くのドメーヌです。
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畑は6haで、
・1.5ha ---樹齢60年のカリニャン
・1.5ha ---樹齢35年のグルナッシュ
・1ha --- 樹齢20年のシラー
・残りの2ha にはシラーや樹齢92年のグルナッシュの他に、伝統的な白ブドウ品種クレレットやユニ・ブラン(白ブドウは、樹齢約60年)が植えられています。

土壌には石英や花崗岩を含む砂利が多いため、水捌けがよく、ブドウの生育にバラツキが少ないと共に、軽やかでフルーティーな風味を生み出します。
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地中海性気候の恩恵を受け、ヴィンテージの特徴を顕著に表した風味豊かなワインを造り出します。年ごとの気候の違いは特に、開花時・色づきの時期・収穫までの成熟期に影響を及ぼし、2年連続して同じブドウを栽培することはできません。地中海性気候の特徴は夏の4ヵ月間が非常に乾燥していることです。しかし冬の時期に、年間の雨量のほとんどと言っていいほどの雨が降ります。

この特徴的な気候と土壌によって、豊かな個性が生まれます。
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自然がどれだけ大きくワイン造りに作用するのか感じ取り、「テロワールとブドウのエスプリをそのまま保つ」をモットーにどんなワインが完成するのか・・・?

行き着くところ、
「全ては時間が作り出す・・・」
という謙虚な気持ちがワイン名になりました。
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VINS
Le Temps fait tout 2010 Blanc (ル・トン・フェ・トゥー・ブラン)
・ユニ・ブラン80%、クレレット20%

Le Temps fait tout 2009 Rouge (ル・トン・フェ・トゥー・ルージュ)
・カリニャン 60%、グルナッシュ 20%、シラー 20%

Vieilles Vignes 2009 Rouge (ヴィエイユ・ヴィーニュ)
・樹齢92年のカリニャン 100%
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セカンドワインが無いことからも、ベストを尽くす蔵元の気持ちが伝わってきます。
ビオロジック栽培、少量生産、SO2はビン詰め前に少量のみ添加、またはゼロ。
(数年後には馬での耕作とビオディナミも始められるよう研究を進めていました。)

ワインは、南仏らしい熟した果実味・濃さと、品種特有のフレッシュさ、そして深いミネラル感が拮抗する秀逸な白ワイン。タンニンが肌理細やかで、エレガントな赤ワイン。そして、濃い目の液体に複雑味を隠したヴィエイユ・ヴィーニュの3品です。

十分なコクはありますが、決して厚ぼったく感じさせないフレッシュさを持ち合わせているワインです。レミが目指す、風味豊かでエレガントなスタイルをお楽しみください。
# by w-inc | 2012-04-20 16:38 | Vin

Pierre Rousse

ピエール・ルス Pierre Rousse ( Le Pelut )

●産地:ラングドック地方、リムー

ピエール・ルスはCôte de la Malepère ~ Limouxの造り手で、現在2つの地区の畑を耕作しています。

・Villarzel-du-Razès
2005年に1haの畑にメルローを植えたことから始まった畑。2004年当時、そこは何も植えられていない場所でした。植え始めた当初は何度も手を加えなくてはいけない畑でしたが、現在は安定してブドウを栽培できるまでになりました。畑は、Côte de la Malepèreの最も標高の高い場所(400m)にあり、南向きの斜面です。畑からのピレネー山脈の景観は一見の価値があります。
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・la Mothe
St-Martin-de-Villereglan地区には全体で11haのブドウ畑があります。そのうち4haでブドウを栽培していて、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールそして、ほんの少しだけシラーとシャルドネを植えています。他の7ha位は、さくらんぼや桃の木を植えていて、周りは大草原に囲まれています。
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◯ワイン造り
手作業で育てる葡萄からシンプルに、あまり手を加えずに仕上げています。
酵母、二酸化硫黄、ワイン用の薬品を加えることなく、冷やしたり・熱したりすることなく、葡萄が自然に形を変えた結果としてのワインをリリースしています。

収穫も手摘みで行い、赤ワインに関しては、房のままの葡萄をタンクに入れます。マセラシオンは、4−8日と短めです。
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フランス中南部の試飲会で出会ったピエール・ルス。SO2ゼロでワイン造りをしている彼のワインは、品種よりも造りの個性が勝っているのかなと思いましたが、最後には土地(地方)の個性が引き出されていると感じました。とても興味深いワインです。
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今回入荷のワインは、品種まぜまぜでじわっとうまい「fanfreluche(ファンフルルーシュ)(2010年)」→(品種:メルロ、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョンとシラー少々)と非常に南仏らしい味わいですが、実はメルロ100%という 「cocorico!(ココリコ!)(2009年)」の2種です。

2種の個性はかなり違うのですが、どちらも焼けた感じがなく、フレッシュさを持っています。
(色のイメージでは黒というよりルビー、赤。畑の写真の通り、山ワインと言っても良いかも知れません。)
多少揮発酸もありますが、風味を豊かにする方向に働いていると思います。「fanfreluche」はかわいらしさ、可憐さ、 「cocorico!」はコクを持ったキャラクターです。
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みなさんの反応が楽しみな造り手です。

P.S.
資料のアップが遅くなりました。彼のワインの次回入荷は6月です。
もうひとつお知らせで、下の写真 左の Delphine(デルフィーヌ)のワインも6月に入ってきます。
お楽しみに!
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# by w-inc | 2012-04-20 15:06 | Vin

Vini Japon 2012

*Vini Japon 2012、無事 全日程を終えることが出来ました。
ご参加いただいた皆さん、ご協力&応援いただいた皆さん、来日してくれた造り手、スタッフ...
みんなに感謝です。ありがとうございました!!


もうひとつ告知です。
Vini Japon 2012 がいよいよ迫ってまいりました。
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昨年の震災から1年。もちろん複雑な思いは抱えていますが、東北、そして全国の協力していただける方々、そして参加していただける方々と会を作り上げてゆきたいと思っています。

W では、ピニョレットでおなじみのアルベルト・テデスキが来日します。
残念ながら仙台には日程の都合で間に合わないのですが、東京から大阪まで行脚してゆきますので、ぜひ造り手の人柄に触れていただければと思います。(仙台は若槻がブースに立ちます。)
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(先日、南仏でばったり会ったときの写真。2010年から赤ワインも少量造り始めています。)

Wブースでは、ピニョレット06、07、08、09を中心に、その他の個性もちりばめさせていただきます。ご参加、お待ちしています!

Vini Japon 2012
http://vinijapon.net/

Vini Japon  Facebook ページ
https://www.facebook.com/pages/ViniJapon-2012-ヴィーニジャポン/351227754910913

Vini Japon 東北 Facebook ページ
https://www.facebook.com/pages/ヴィーニジャポン東北/175182762595357
# by w-inc | 2012-02-22 13:43 | イベントなど

自然派 WINE MARCHE

*初めての試みでしたが、たくさんのご参加をいただきましてありがとうございました!

この週末の2月26日(日)、代々木公園 けやき並木通りで「自然派 WINE MARCHE」が開かれます。
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テイスティングパスポートのお申し込みもだいぶ埋まって来たようですよ。
当日、良いお天気であることをみんなで願っておきましょー!

詳しくは ↓ コチラ。
http://www.metromin.net/2012/02/17/2310/
# by w-inc | 2012-02-22 13:05 | イベントなど

Restaurant Manne × W 「アルザス会」 開催しました!

(記事 by 駆け出しスタッフ 飯吉(いいよし))

2月19日(日)に、下北沢のrestaurant MANNEさん×W 「アルザス会」を開催しました。
夕方早めの時間からスタート。たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
木邨(きむら)さんの伝統的なアルザス料理の数々と、リエッシュ、オシェールの2生産者 12種類のワインとのコラボレーション。あっという間の4時間でした。

この会のために祖師ヶ谷大蔵プレジールさんと、自由が丘ベイクショップさんより、パンが届きました。
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(おいしそう~。何度か、つまみ食いしちゃいました。)

お料理に合わせてワインを選ぶ方、ワインに合わせてお料理を選ぶ方、楽しみ方無限大です。そして、シュークルートのソーセージや豚肉を焼きはじめると、部屋全体が至福の空間へと変わりました。次々と素敵なお料理が続きます。次は、何時間も煮込んだ豚のすね肉。ナイフをいれると、崩れ落ちるほどの柔らかさ。お客様の目の前で木邨さんがサーヴをします。美味しさも倍増です!
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極めのチーズは、最高の状態に熟成され柔らかくなったマンステール。ゲヴェルツトラミネールで洗い仕上げた逸品。このチーズに、オシェールのヴァンダンジュ・タルディヴ、セレクション・ドゥ・グラン・ノーブルを。こちらもゲヴェルツトラミネールの甘口。魅惑的なマリアージュとなりました。

全12種類のワインは、3月に到着したばかりのアイテムから、半年~2年セラーで寝かせたアイテムまで。北よりの生産者と南よりの生産者での味わいの違い。同じ生産者、同じ品種を使ったワインのヴィンテージ違い。など、個性の違いを楽しんでいただけたのではないでしょうか。
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アルザス会の後、ささやかなアルザス会をさせていただきました。(打ち上げのことです。)
木邨さんのお料理に何度かノックアウトされました。テーブルいっぱいのお料理に各自好きなワインをチョイス。ワインを飲んで、木邨さんが一言。リエッシュのクレヴネール・ド・ハイリゲンシュタインを飲んだ瞬間、「これ絶対レンズ豆にあう!」みんなで試します。自分の口が喜んでいるのが分かりました。う~ん、トレ・ビアン!
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この日は、ガンヴィーノの岡田さんがお手伝いしてくださいました。(イケメンさんをきちんと撮れませんでした。スミマセン。)

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
そして、最後になりましたが レストラン マナ 木邨さん、素敵な会を開催できましたこと心より感謝申し上げます。
# by w-inc | 2012-02-22 11:57 | イベントなど