à Mittelbergheim
Domaine RIETSCH(ドメーヌ リエッシュ)は、アルザス地方ミッテルベルカイム(ストラスブールとコルマーの中間地点)でリエッシュ・ファミリーが営むドメーヌです。
現在ドメーヌは、父親から息子たちにバトンタッチされ、ジャン・ピエールを中心に家族が力を合わせ、11.5haの畑から、10種類ほどの品種、25種類ほどのワインが造られています。
↑(Mittelbergheimを望む) ↓(Jean Pierre RIETSCH)
Mittelbergheimは、
「フランスで最も美しい村のひとつ」とされています。素朴でこじんまりとした村の道路は、狭く感じられるのですが、各家々は扉を開けると驚くほど中が広いのです。さすが伝統地域と感心する瞬間です。(通りを歩くとほとんどの家がワイナリーです。)
RIETSCH 家の人々は、
もの静かで素直。育ちの良さが伝わってきます。彼らは、葡萄やワインに対してもあまり手を加えずにシンプルに良さを引き出そうとしています。
実験的なキュヴェも仕込んでいますが、そつなく仕上げています。畑は、ビオロジックに転換中で、今後もさらに楽しみな造り手です。
Domaineでは、
テイスティングルーム、セラー、作業場、壁や庭の木々までさりげなく整えられていて、彼らのセンスの良さ、そして葡萄の樹の手入れの仕方が想像できます。
ドメーヌのすぐ裏に暮らしているアーティストとのつながりも深く、ラベルやワインの名前を決める際にもインスピレーションを出し合っています。
photo gallery
各畑の土壌ディスプレー。砂礫質、石灰質土壌が多い
中くらいのフードルが大事に使われているカーヴ
カーヴ開きで出していた2009年の仕込み中のサンプル
カーヴの地下2階には、小振りのステンレスタンクがずらり
門の横には年季の入った垂直プレスがライトアップ
お父さんはほぼ引退ですが収穫などまだ働きたいみたい
お父さんが作っていたEau de Vie。残念ながら生産ストップ
落ち着いた雰囲気のテイスティングルーム
アーティストのお姉さん。かっこいいです
VINS
Cremant d’Alsace
一番右のシャルドネ、ブリュットをチョイス。辛口ながらほどよい果実味の支えがある。
SANS DOUTE (Riesling)
= No Doubt
≒ グリム童話のカエルが美しい王子になるお話から、ワインの成長に期待を込めて
Grand Cru Wiebelsberg Riesling
未知との遭遇?
一部の葡萄に貴腐がついていて、セック〜ドゥミ・セックです。
Blanc de Noir et PAS SAGE
= Not Wise (man) (賢人ではない)
≒ passage (パサージュ、小径)
≒ passage = change-over (変化)
今後も何か出てくるか楽しみですね。