(記事 by 2年目ルーキー 飯吉(いいよし))
Restaurant Manneさんでの第4回目のワイン会のテーマは、『ジュラ&サヴォワ地方』でした。豊かな自然と伝統の食文化の地、その魅力を地元の素晴らしい造り手のワインと共に味わっていただこうという会でした。
ジュラ&サヴォワ地方のイメージと言えば、スイスアルプス寄りで渓谷がぐねぐねと連なり、しっとりとした雰囲気。そして、酪農が盛んでモンドール、コンテを中心とするチーズでも有名ですよね。
モンドールが手に入る冬場のイメージ、そしてワインに合わせてお料理を作ってくださったのは、もちろん木邨さんです。(全員分のお料理を一人で仕上げてゆく手際の良さも鮮やかでした!)
この日のためのワインも勢揃いしました。
サヴォワ地方からは、グレゴワール・ペロン、ドメーヌ・ジル・ベルリオ。
ジュラ地方からは、ジャン=フランソワ・ガヌヴァ、ドメーヌ・ドゥ・ロクタヴァン。
(メニューはこちら↓)
そして会がスタートしました。当日お集まりいただいた方は25名様ほど!一気にレストランが熱気に包まれました。(熱気と興奮であまりお料理の写真を撮れませんでした・・・・。スミマセン。)
ほんの一部ですが、
【白身魚のモリーユソース ジュラワイン仕上げ】
白身魚の下にはモリーユ茸のソースがたっぷり!隠し味にはなんと・・・・ガヌヴァのキュヴェ・マルグリット!贅沢すぎます!!!
【モルトーソーセージ とレンズ豆の煮込み】
フランスから取り寄せたモルトーソーセージ、現地の味は強烈なパンチがありましたがレンズ豆がきちんとバランスを取っていました。
そしてお料理を引き立てる!以上の個性を放っていたのは、こちら!
パーラー江古田さんスペシャルのパンの数々。お料理もチーズもワインも受け止めてくれる頼もしいパンでした。お腹はいっぱいだと分かっていても、これから料理が続くことも分かっていても止まらないのです・・・・。
ジュラ&サヴォワ地方の郷土のパンの詳細は全くと言っていいほど紹介されていません。無いのではという声もありました。そんな中、風土、料理、ワイン、そしてこの会のイメージだけでパンを作り上げていただいた原田さん。ただただ脱帽です。
最後に登場するのはもちろん、チーズです。
この地域の特色の一つといっても過言ではないでしょう。
エクラダルページュさんの完璧な熟成。
プレートの上にきちんとストーリーがありました。
(某シェフも美味さに、うなってましたー。)
そして、チーズと共にこの会を締めくくった、おまけといっては失礼なボトル2本。
ミシェル・クーヴルーのウイスキー樽熟成 Vin Jaune と ヴァン・ジョーヌ樽熟成 ウイスキー。
(申し訳ありません。言葉になりません・・・・。酸味もきれいなヴァン・ジョーヌとワイン的な味わい豊かなモルトでした。)
ジュラ地方とサヴォワ地方。
ワインの教科書でも一括りにされて紹介されていますが、ワインを飲めばその違いがはっきりと分かります。
サヴォワの澄んだ空気感、透明感とさりげなくも可憐なワイン達。
ジュラの淡く、艶があり、じんわり沁みる美味しさの赤。コクと個性、ミネラル感がバランスする白。いずれも存分に魅力を放ってくれました。
そして、土地のお料理、チーズとは文句なしで相性が抜群でした。
もっとこの地域のワイン・料理・チーズが気軽に楽しめるといいですよね。
最後になりましたが、寒い中たくさんの皆さまにご参加いただきましてありがとうございました。おかげさまで第4回目の会も大成功に終えることができたのではと思っています。
Restrant Manne の 木邨さん、お手伝いいただいたガンヴィーノの岡田さん、そしてご協力、ご参加いただいた皆さんに心からお礼申し上げます。
ありがとうございました!(Merci beaucoup!)