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Maso Salengo

Azienda Agricola Maso Salengo

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産地:トレンティーノ州 Volano

トレンティーノのワインは大手生産者組合が総生産量のほとんどを占め、小さなブドウ栽培農家の多くが組合にブドウを提供している州です。ラッファエッリ家は1916年からトレンティーノの南、マルツェミーノの銘嬢地として知られるVolano(ヴォラーノ)市に畑を持ち、代々ブドウ栽培を行ってきました。近くにはアディジェ川が流れ、ドロミテ山塊(世界遺産)に抱かれています。

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独自で瓶詰めを開始したのは1969年で、1980年に現在のワイナリー名になりました。特筆すべき点として、彼らの所有する葡萄樹の多くは古木で、平均樹齢は25~30年。特に古い樹だと70年になります。スーペリオーレのマルツェミーノは25~70年、ベースのマルツェミーノは20~40年です。その他にはユニークな土着品種のノジオーラも栽培しています。現在、地元の研究所が彼らの所有する珍しい高樹齢のマルツェミーノ、レボとセンネン(レア品種)を研究しています。

畑:5.6Ha
年産:55000本
比率:白: 25%, 赤: 75%
収穫時期:9月上旬~10月中旬

造り手からのメッセージ
私たちは、ブドウの品質について研究してきました。特に畑に注目し、丁寧に手をかけた畑ほど品質の良いブドウができ、それが最終的にクオリティワインになると信じています。そしてブドウの個性がワインに素直に現れるようなつくりを目指しています。

畑の手入れについては特に念入りに行っています。春の芽かき、夏期剪定などで収量をコントロールし、収穫は全て手摘みで行います。収穫時期には特に気をつけ、ブドウがベストに熟した時期を逃さないようにしています。また房は畑で厳選し、よりよい粒だけを選びます。

畑では、土壌とミクロクリマにあった土着品種を植えています。所有する畑の中でも丘の方には香りと味わいが生き生きしたブドウができるように白ブドウ品種を、その下には黒ブドウ品種を植え、土着品種のマルツェミーノは個性が大いに発揮できるZiresiのエリア(濃度が高く、深い粘土質)に植えています。このマルツェミーノは祖父のジュセッペの代から栽培しており、経験豊かです。

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Vini

Bianco
NOSIOLA 2009

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サルタリアの丘陵地帯の畑から生まれます。標高450m(醸造所から約3kmのところ)。

樹齢:約30年
土壌:スケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな石灰質沖積土
醸造:ステンレスタンク発酵・熟成

適度な雨と気温が得られ、収穫時は安定した気候でじっくり収穫が出来ました。飛びぬけたヴィンテージとはいえませんが、繊細な香りとフレッシュ感のあるワインになりました。

ワイン
外観:薄い麦わら色
香り:若い果実のアロマ、かすかに植物の香り
味わい:若々しさとほどよいミネラルのバランスが良い。しっとりとした質感。
お料理との組み合わせ:淡水魚の料理(スズキのフライやホイル焼き、マスの煮込みまたはソテー)など

この品種の起源は不明となっていますが、1800年代初頭にはトレントの周辺で栽培されていたことがわかっています。名前の由来はヘーゼルナッツの香りと色(枝の色)を持つ品種だからだそうです。または実がカリカリとしているからとも言われています。栽培に適した土地は豊かな日照と、風通しがよく空気の乾燥した地帯とされています。ノジオーラの個性が出たワインは、ミネラルとほろ苦さを感じ、アロマが豊か。酸は高くありません。


Rossi
REBO 2008

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標高:200 - 250m
樹齢:10年と35年
土壌:粘土混じりのスケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな土壌
醸造:ステンレスタンク発酵、熟成(8~10ヶ月)

とても涼しい年で、前年に比べて少し雨が多かった。赤い果実味と少しスパイスのニュアンスのあるワインになりました。涼しい年だったためにボディはしなやかでほどよいタンニンになりました。

ワイン
外観:深いルビー色
香り:果実味に草花のニュアンス、クリーンな香り
味わい:適度なタンニンとミネラルで、口当たりが柔らかい
お料理との組み合わせ:ローストビーフ、フィレ肉の炭火焼、鹿肉とポレンタの付け合せなど

1948年、サン・ミケーレ農業専門学校の植物遺伝学者のレボ・リゴッティによって交配されて生まれた品種です。正式なイタリア品種登録は1978年。メルローとマルツェミーノの交配種で、魅了的な二つの品種の長所が生かされた品種。Maso Salengoは1975年からこの品種の栽培を開始しました。彼らの所有する土地に相応しいと信じて栽培し続けています。現在、サン・ミケーレ農業専門学校が彼らとコラボして、古い彼らの苗木を研究しています。この品種を使ったワインは概して色が濃く、繊細で心地よい香りを持ちます。ほどよいタンニンとアロマがあり、口当たりも良いワインです。

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SENNEN 2008

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標高:200m
樹齢:6年
土壌:粘土混じりのスケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな土壌
醸造:ステンレスタンク発酵、古樽熟成(6~8ヶ月)

前年に比べて雨が多く涼しい年でした。果実味、バルサミコやスパイスの味わいとほどよいタンニンを持った口当たりまろやかなワインになりました。

ワイン
概観:紫がかった深いルビー色
香り:木イチゴなどの香り、ほのかにスパイスの香り
味わい:細やかな複雑味。地味で味わい深い水墨画の世界。
お料理との組み合わせ:パスタや肉料理

レボの兄弟といわれる品種、センネン。もともとレボと同じくメルローとマルツェミーノの交配種と思われていましたが、近年の研究で実際はメルローとテロルデゴの交配種ということがわかりました。この交配の研究に関しては、レボ・リゴッティの兄弟のセンネン・リゴッティが関わっており、この品種に彼の名前がつけられたことから、いかに貢献していたかが伺えます。この品種はヴォラーノ市の泥灰質土壌の畑で栽培されています。

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by w-inc | 2011-03-01 11:05 | Vino
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