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Domaine du Banneret 

DOMAINE DU BANNERET 
Chateauneuf-du-Pape
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La tradition sur votre table
テーブルの上に咲く伝統の味わい

ドメーヌ=デュ=バヌレ は、代々家族で受け継いで来た3ヘクタールほどのブドウ畑から風格あるシャトーヌフ=デュ=パプを産みだしています。このワインは、穏やかな丘陵地で穫れるグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル他、13品種を混醸して造られています。

ゴロゴロと大きな丸い石で覆われたシャトーヌフ=デュ=パプの畑。この大きな丸い石は、昼間のうちに太陽からの熱を蓄えて、気温が下がった夜間には熱を放出します。その結果、熟した果実味あふれる、しっかりとしたワインができあがります。

醸造は昔ながらの手法で行われ、ブドウを手で丁寧に摘み取った後、2年間 樫の大樽で自然発酵、熟成されます。濾過器を使わないため、繊細なタンニンがそのまま残っています。このタンニンが自然に造られたワインの証であり、30年以上の長期熟成に耐える事を可能にします。平均樹齢60年のブドウの木から生まれるワインは、芯の強さ、繊細さ、深みがあり、旨さが沁みいります。

ドメーヌ=デュ=バヌレ のワインには、肉料理、チーズがとても良く合いますが、ひと味違った体験ができるのは、チョコレートを使ったデザートとの組み合わせです。カカオの甘みを最大限に引き出し、未知の味わいが現れます。

ワインをおいしくいただくポイント
ワイン本来の味を引き出すため、召し上がる2、3時間前の抜栓 または デキャンタの使用をオススメします。ワインが空気に触れることにより、香りと味わいがより広がります。

バヌレのHP, facebook とも オドレイのセンスあふれる写真と解説が素晴らしいのですが、exblog では、URLがうまく表示できないようです。
ぜひドメーヌ名で検索してみてください。

(前にwww. をつけて) domaine-banneret.fr

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Special thanks to excellent wines and photos by Audrey Vidal


詳細資料
DOMAINE DU BANNERET 
Chateauneuf-du-Pape
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ドメーヌ=デュ=バヌレ は、シャトーヌフ=デュ=パプに輝く家族経営の小さなドメーヌです。13品種の葡萄から毎年1種類だけ、年間約1万本のみのシャトーヌフ=デュ=パプを造っています。現在は父のジャン=クロードから娘のオドレイに受け継がれ、蔵のスタイルを守り続けています。そのスタイルはオーセンティック。古き良き時代の深みと芯のあるワインです。畑での作業は自然を尊重し、蔵での作業は伝統を尊重し、ワインを仕上げていきます。
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(ジャン=クロード と オドレイ)

L' ENCEPAGEMENT
セパージュ
私たちの3ヘクタールの畑は、7つの区画に分かれています。13品種が植わっていて、シラー以外はゴブレ式で1本1本自立しています。
グルナッシュが主たる品種で、ワインの骨格を作ります。ムールヴェードルとシラーは、色とアロマを与えます。他の品種は白い花のブーケやフレッシュさ、酸味などを与えてくれます。
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TRAVAIL DU SOL ET DE LA VIGNE
畑とブドウ
私たちのブドウの樹齢は高く、低収量、そして高いクオリティです。樹齢がだいたい70年くらいになった木は、定期的に新しい苗に植え替えられます。植え替えの際は、先人が選んだ品種を尊重するようにしています。畑では有機のコンポストを使い、除草剤は使わず、自然に敬意を払って作業をしています。銅と硫黄を使った軽めの処方と土のすき込みにより、畑とブドウを健康な状態に保っています。悪さをする植物に対しての自己防衛能力を上げるように作業しています。

TERROIR ET EXPOSITION
テロワールと畑の位置
7つの区画はそれぞれ別々の位置にあり、多様なテロワールからワインが生まれます。南西の区画ではシャトーヌフ=デュ=パプで有名な丸い石が豊富です。この丸い石は、日中蓄えた太陽熱を夜間にゆっくり放出します。ブドウの木が気温差でショックを受けないように、そして、ブドウが熟すように働きかけます。
北東に位置する畑は、良い斜面と日照に恵まれています。また砂が豊富な畑で、砂がフィルター代わりとなり、余計な水を素早く流してくれます。フィネスとエレガンスが生まれる区画です。
リューディ(区画名): Bois de la Ville, Bois de Boursan, Terres Blanches, Les Roumiguières, Le Grand Pierre
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LES VENDANGES
収穫
ブドウは、手摘みで丁寧に収穫されます。腐敗果などが混じらないように、不要な部分を畑の段階で選別します。蔵では、全房のままブドウをつぶし、果実についている天然酵母で発酵が始まります。
経験上、9月末が最高の収穫期となります。糖度もそうですが、(未熟なタンニンを出してしまうこともある)果梗の色も変わり、上質なタンニン、糖度と酸を得られます。ワインに深みを与えてくれる必要不可欠なタンニンは、2年の古樽熟成を経て、収斂性がこなれてきます。
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VINIFICATION
醸造
いずれの年も伝統的な手法で醸造を進めます。手摘みの後、除梗せずに長い発酵に入ります。天然酵母の働きによりゆっくりと発酵が始まります。培養酵母を添加しないことが重要です。丁寧にマセラシオンすることにより紫色の色合いと力強さ、アロマが現れます。その年だけの個性を引き出せるよう、自然な醸造を心がけています。
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ELEVAGE
熟成
カーヴは、城の丘の岩盤を掘って造られており、最上のコンディションをかなえてくれます。季節ごとにゆっくりと温度が変化します。2年間の古樽での熟成中、自然なデカンタージュと数回の澱引きにより澄んだワインが生まれます。そしてワインには全ての要素とタンニンがこめられたままです。
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MISE EN BOUTEILLES
瓶詰め
ワインは、機械的なフィルターがけをすることなく、ドメーヌで瓶詰めされます。長めの良質なコルクで栓をすることにより、レンガ色の色合いと特徴的な香りを失わずに、長期間の熟成が可能になります。瓶詰めされたボトルは、セラー内のストックスペースでワインの壁として保管されます。リリース時期が来たら、手作業でキャップとラベルが付けられます。こうすることにより、出荷前にボトルとコルクの状態もチェックしています。
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Le Banneret dans votre verre
グラスの中で・・・
レンガ色の中に紫の入ったルビー色が光る。
赤い果実のコンフィチュール、そして森の下草の香り。
ボリューム感、均整のとれた骨格、タンニンと洗練さが現れる。

若いヴィンテージでは、赤い果実の香りがはっきりとしていて、タンニンはまだ硬めだが、シルキー。時を経たヴィンテージでは、懐が深く、こなれた骨格と伸びやかな余韻。タンニンはしなやかで革やカシスのコンフィチュールの香りを放つ。シャトーヌフ=デュ=パプは、熟成に向いた偉大なワインだ。
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INFORMATIONS TECHNIQUES
テクニカル・インフォメーション

13 CEPAGES  
13品種

黒葡萄 - Grenache noir, Mourvèdre, Syrah, Muscardin, Vaccarèse, Terret Noir, Cinsault, Picpoul noir,  Counoise 
白葡萄 - Grenache, Clairette (blanche et rose) , Bourboulenc,  Roussane, Picardan.

APPELLATION
アペラシオン
A.O.C Châteauneuf-du-Pape
 
SUPERFICIE 
畑面積
3,5 Ha
 
AGE MOYEN DU VIGNOBLE 
平均樹齢 
60年
 
PRODUCTION 
生産量
年間 約 10.000 本
 
VINIFICATION  
醸造
完熟状態で手摘みで収穫、除梗なし、収穫時の入念な選別、天然酵母での醸造、自然な清澄
 
ELEVAGE
熟成
24ヶ月の古樽熟成(大樽、小樽)
 
POTENTIEL DE GARDE 
熟成能力 30年以上
 
TEMPERATURE DE SERVICE
提供温度 室温で。
 
DEGRE
アルコール度数 14,5%
 
ACCOMPAGNEMENT
お料理
肉料理、鹿肉、チーズ、チョコレートを使ったデザートとの組み合わせ。
 
CONSEILS DE DEGUSATION
2、3時間前の抜栓をおすすめします。オーセンティックなワインの証で、熟成とともに澱も出てきます。

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(家族の一員。Lovely Kiwi !)

EXTRAIT DU GUIDE BETTANE & DESSEAUVE 2014
ベタンヌ&ドゥソーヴのワインガイドで高評価を受けました。
私たちの情熱が認められ、報われた思いです。

Millésime 2011   17/20
Noblement aromatique, avec la petite pointe de verdeur de rafles, rappelle le style des vieux hermitages d'Henri Sorrel, pour amateur averti.
2011年ヴィンテージ 17/20
気高く香り立つアロマの中に、ほんのちょっと青さが見え隠れしている。愛好家には、往年のアンリ・ソレルのエルミタージュを想わせると言えば、伝わるだろうか。

Millésime 2010   18/20
Expression très noble du terroir, aucune concession à la mode, très précis dans sa définition et son soutien tannique, vin de très grand style mais à faire lentement vieillir.
2010年ヴィンテージ 18/20
とても気品のあるテロワールの表現だ。はやりなどは、微塵も感じさせない。
集中力のある構成要素とタンニンの下支え。ゆっくりと熟成する偉大なワインだ。


そのほかにも、
L'AMATEUR DE CIGARE - Dec 2013
 RUBRIQUE VIN PAR M. BETTANE
ワインセレクション by M. Bettane

Jean-Claude Vidal は、建築家だった。1989年に畑を受け継ぎ、初めの2年はアンリ・ボノーの元で醸造を行った。だから私は、彼のワインの純粋さとナチュラルなスタイルに故アンリ・ソレルの往年のエルミタージュを思い浮かべてしまうことに驚かない。このことは私にとって小さな賛辞ではない。もちろん若さからの風味もあるが、フレッシュさと熟成能力のためのものと分かって、受け入れよう。価格は、つつましいオーナーの気質と完全にリンクしておりリーズナブルだが、すぐに愛好家の求めるワインとなるだろう・・・。

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オーセンティックな彼らのワイン、ぜひ味わってください。
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by W-inc | 2014-08-22 10:40 | Vin

Le Jonc Blanc

Le Jonc Blanc
ル・ジョン・ブラン
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産地:フランス、南西地方 ベルジュラック
造り手:Isabelle CARLES & Franck PASCAL (イザベル・カルル & フランク・パスカル)

「ベルジュラックの花束」
ボルドー市から100kmほど東に向かった内陸地で、ドルドーニュ川上流に位置し、古代ローマ時代からのワイン造りの歴史をもつ産地、ベルジュラック。「ボルドーの奥座敷」的存在で、華やかなボルドーワインに圧されて目立たない存在だったが、新しい世代がこの地に入り、有機栽培を採用するなどして耕作方法を見直し、醸造も工夫して「新しいベルジュラック」が生まれている。
そのうちの一人で、新しいベルジュラックをリードする旗手が、このフランク・パスカルである。

フランクはパリ在住のビジネスマンだったが、ワイン好きが高じて2000年にモンラヴェルに12haの葡萄畑を購入。妻であるイザベルと葡萄栽培を始める。最初は農薬を使っていたが、そのために自分自身を守らなければいけないという実情に疑問をもち、2002年には有機農法、その後ビオディナミ農法へ切り替え、2010年には認証を取得している。2004年と2006年に畑を買い足して、現在は15ha。赤ワイン用葡萄12ha、白ワイン用葡萄3ha。

ル・ジョン・ブランは葡萄栽培から醸造までフランクとイザベルの二人でこなしている小さなシャトーで、地下15mから40mにある石灰質層の一部がリング状に葡萄畑に露出しているところから「ジョン・ブラン(石灰質のリング)」と名付けた。
葡萄のもつポテンシャルをそのまま味わいに表現したいと考えるフランクは、醸造においても二酸化硫黄の使用を最小限に抑え(ときには無添加で)ワイン造りを行い、昔ながらの方法を踏襲する。
丁寧に育てられた葡萄の素性の良さが伝わるピュアで素朴な風味に、どこかきりっとした端正さを併せ持つ味わいは、毎日の食卓を飾る「ベルジュラックの花束」のような存在だ。

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ワイン
Le Jonc Blanc / Vin de France - Les Sens du Fruit Blanc 2012

このユニークな白ワインの世界へようこそ。5年も経てば、私たちの赤ワインと同じようにさらに良い熟成を迎えるでしょう。多くのファンが味わってくれることを望んでいます。

『ナチュラル』を基本理念として仕上げられたこのワインは、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、セミヨン、各1/3ずつ。糖分、人工酵母や酵素などは、もちろん添加しない。軽くフィルターにかけ、瓶詰め時に15mg/lの酸化防止剤を加える。私たちから見て、最小限に抑えるようにしている。


このワインでは、柑橘系の香り(グレープフルーツ)や白い花の香りが広がる。「ネコのおしっこ」や「カシスの芽」と例えられるような典型的な香りは一切感じないはずだ。味わいはリッチでふくよか、余韻もきれいに長く感じられる。ミネラルと共にフレッシュさもあり、後味には少し塩味を見つけることができる。

白身の肉料理、チーズ、生牡蠣や貝盛りなどと相性抜群。

畑:2ha の区画。粘土石灰質土壌の斜面上部と砂質ローム土壌の斜面下部。
科学肥料は使わない。2列のうち1列の畝に雑草を生やして、もう一方には穀物やクローバーから造った自然肥料のみを使用している。ギュイヨ仕立てに剪定し、春先に不要な芽を手作業で取り、夏には不要な葉を取り除く。
収量は約30hl/ha。

醸造:全房を絞る。低温で1晩、果汁を澄ませる。その後、ステンレスタンク内で天然酵母により発酵がスタートする。

熟成:タンク内の細かい澱の上で熟成。瓶詰め前に澱引きは行わず、かるくフィルターをかけるだけ。

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Le Jonc Blanc / Bergerac - Les Sens du Fruit Rouge 2011

魅惑の赤ワイン。果実感、スパイス感。それらは口の中できれいにまとまる。このキュヴェは噛みごたえのあるスタイルで自然の果実そのままをワインに表現している。

補糖をせず、人工酵母を使用せず、清澄・フィルターもかけず造り出される。早飲みの段階から、ブドウ畑での丁寧な仕事をよく表しているワインといっていい。酸化防止剤を入れずに仕上げたワインは、時に欠点を表してしまいがちだが、『ナチュラル』でもそういった味わいがでてしまわないように気をつけている。

このワインはいくつものワインコンクールでメダルを獲得している。フランスの有名なワイン雑誌『La Revue du Vin de France』  http://www.larvf.com/  に取り上げられ、『ゴーミヨ ワイン年鑑』でも高評価を得ている。

畑:ABマーク認定、デメター認証へ切り替え中。

カベルネ・ソーヴィニヨン:3haの粘土石灰質土壌の斜面から。全ての畝に雑草を生やし、化学肥料は使用しない。ギュイヨ仕立てで、春先に不要な芽を手作業で取り、夏には不要な葉を取り除く。
収穫量は約40hl/ha。

メルロー:『カスティヨン』と呼ばれる石灰質土壌の区画から(1.35ha)。1列おきの畝に雑草を生やして化学肥料は使わない。
コルドン仕立てで、春先に不要な芽を手作業で取り、夏には不要な葉を取り除く。
収穫量は約45hl/ha。

マルベック:1.4haの区画に2003年に植えられた若木から。黄色がかった石灰質土壌。収穫量は約25hl/ha

醸造:手作業で腐敗果、未熟果を取り除いた後に、機械を使っての収穫。温度管理されたステンレスタンクにて5-6日間の発酵前マセラシオン。発酵温度はマックスでも28度。表面に浮き上がったブドウの果帽を櫂入れするピジャージュ、タンクの下部から液体を抜いてポンプで上からかけるルモンタージュを毎日行う。トータルで、28〜32日間のマセラシオン。

熟成:タンク内の細かい澱の上で熟成。二酸化硫黄は不使用。瓶詰め前に少しだけ澱引きを行い、清澄、濾過はせずに瓶詰。醸造からの熟成期間はトータルで24ヶ月以上。


写真、地図は(開くのにちょっと時間がかかりますが、表示→拡大して)こちらをどうぞ!
http://www.blurb.fr/books/2628140-le-jonc-blanc


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by W-inc | 2014-08-22 10:00 | Vin

2014年 スペインの旅(前編)

2014年1月20日
成田を出発し、20時に南仏モンペリエ空港着。
bar buenos aires の3枚目のジャケットのような深い青をたたえた夜空。
もっと計画的に段取りを組まないといけないのだけど、ヨーロッパ出張のチャンスは突然やってくる。
2年ぶりとなった今回も、愛すべき蔵元を訪問する旅。
未訪問の蔵元も各地方にちらばっている。

ちょうど1ヶ月の日程だが、移動が多くスケジュールはタイト。
いつも通りだ。

空港でローヌに住み始めた友人と合流して、そのままスペインへ突っ走る。
2日半のスペインの旅。

目的地 Antidoto のあるソリアの丘まで900kmの行程。
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バルセロナ市街を通り、真夜中のサグラダ・ファミリア。
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ロードムービー的朝焼け。
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フランスも広いが、スペインも広い。
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朝、目的地付近に着き、中世の街に。

仮眠をとって、畑へ。
ベルトラン・スルデの個人プロジェクトは、古のボデガ群のあるアタウタ村の畑で。
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アタウタのグランクリュ的畑。
アンティドートの畑と同じく樹齢100年越え、接ぎ木をしていない古木が主。
しかし、明らかに土壌の個性、ポテンシャルが異なるそう。
彼のワイン(Dominio de Es)のリリースを待ちましょう。


こちらはアンティドートの点在する畑の中でも比較的樹齢の若い区画。
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川で洗われて丸みを帯びた石。
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アンティドートもドミニオ・デ・エスもこちらの間借りしているセラーで仕上げられる。
試飲しながら語るベルトラン・スルデ(左)とダヴィッド・エルナンド・オルテガ(右)。
ダヴィッドは、地元出身で区画についても知識豊富。
冷静だが情熱をもってワイン造りに打ち込んでいる。

リベラ・デル・ドゥエロは、一大ワイン産地なので、土地は全部葡萄畑で覆われているのかと思ったら、葡萄畑は点々と。昔から試行錯誤の上、葡萄に適した区画にのみ植えられていた。試してみるのにも膨大な時間がかかるわけで、先人の知恵は大事と痛感。

現在リリースされているアンティドート2011年はシルキーな飲み心地と端正な姿が印象的ですが、試飲した2012年ヴィンテージは、より熟してジューシー&ジャミーな年。果実味主体ですが、余韻のミネラル感と酸味でバランスも取れています。ポテンシャル十分な2012年からアンティドートの上級キュヴェ オルミガ もリリース。旨い! 素晴らしいワインです。
2015年初旬からリリースできそうです。ご期待ください!

(参考)
http://www.jp.winesfromspain.com/wine/sw-map03c.php

http://Winc.exblog.jp/15834092/
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by W-inc | 2014-08-20 23:00 | Vino

2014年 スペインの旅(後編)

アンティドートを無事訪問し、次なる目的地は、南仏。
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山を越え、谷を飛び、国境手前のサン・セバスティアンでストップ。
スペイン側バスクのこの街。みんなからも大プッシュされていて、どうしても立ち寄りたい街だったのです。(チャコリ、ピンチョス、バル巡り。。。)

海沿いの旧市街。サーフボードを抱えて歩く人。ホテルに荷物を置いて、さっそくバルホッピングへ。
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ベルトランにオススメしてもらった La Cuchara de San Telmo からスタート。
インドのチャイのように、シェリー酒のように、空気と触れさせてコップに注ぐチャコリ。爽やかな酸味が特徴的な微発泡ワイン。こちらのお店のピンチョスは、他店のように並んでなく、注文してから作られる。メニュー表と対決しつつ、タコ、クロケット、ランド産フォアグラなど名物料理を。とてもハイレベル。しかも安い。
その後、雨に降られながらも4、5軒をめぐり、満喫。

オフシーズンで人は少なめ、お店のスタイル、味もそれぞれだったけど、総じてチャコリは旨く、多少混んでいて、お客さんが笑顔のお店は旨かった。ピンチョスじゃなく、トマトのサラダと塊肉だけという祥瑞的お店もあり、次回の肉目的地に決定。白、赤ワインは、なかなか難しいなぁ、という印象。

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朝、高台へ散歩し、良い空気を吸って、いざフランスへ!
(フランスの旅へつづく。)
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by W-inc | 2014-08-20 22:00 | Vino

2014年 フランスの旅(その1)

ちょっと一通迷路なサン・セバスティアンの街を脱出し、一路南仏ガスコーニュ地方 アルマニャック、カスタレードへ。
http://winc.exblog.jp/18018612/
(地図で見ると近いけど、地面を這って行くのはなかなか時間がかかります。。)

年代物のシャトー。
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現役のアランビック蒸留機。
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長い年月 樽で熟成。
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量の少ないバックヴィンテージは、ボンボンで保存。
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長い時を経た、霊妙な香り。しなやか、まろやかな味わい。
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蔵の味わいを守るセラーマスターのジャン。(Monsieur Jean Bottéon)
説明しながら、蔵を案内してくれました。
(当主のフローレンスは、海外出張中でした。
そのフローレンスが10月中旬に来日ツアーをする予定です。よろしくお願いします!)

バ・アルマニャックから次はトゥールーズの北フロントンへひた走り、シャトー・ラ・コロンビエールを訪問。もう暗くなっていました。

暗い中、足早にセラーを。
セメント醗酵槽。
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ステンレスタンク。
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ディナミゼ用の容器。
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樽熟成も試行錯誤中。
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少量生産ですが、古代品種を復活させた彼らの白ワインも素晴らしいです。
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バタバタで素敵なファミリーの写真を撮るのを忘れていましたが、ディナーをごちそうになりながら、彼らの丁寧な造りのワインをいただきました。
ダイアン、ピエール、そして子供たち、ありがとう!

http://winc.exblog.jp/15366985/
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by W-inc | 2014-08-20 21:00 | Vin

2014年 フランスの旅(その2)

翌朝、コルビエールの素敵な造り手に顔をだしてから、リムーへ。
山の中を走る。
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風が通るピエールの畑。
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もうひとつの区画でも。
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こちらは同じセラーをシェアしているデルフィーヌ・ロワベ。
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2014年は、暖冬で雨が多く、各地で洪水も発生。
自然相手のワイン造り。天候による苦悩、大変です。
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ピエール邸で2013ヴィンテージを含め試飲。
ソバージュなワイン達、まずはピエールのファンフルルーシュをどうぞ!


ピエール邸でキャンプ的な一夜を過ごした後、モンペリエの西 アディッサン村へ レミ・プジョルを訪ねる。馬の扱いを習い、馬とともに畑を耕しているレミ。
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セラーは清潔で試飲後の蛇口などの掃除もかかさない。
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セラーの奥には、特別な樽が。
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外に出て、新たに拓いた畑へ。
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こちらは大きなワイン遺跡の跡。パン工房、食堂、沐浴場もあったそう。
アディッサンは昔から重要なワイン産地だったんだよ、とレミ。
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石が多く大変だったけど、整備が終わった畑で。
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先を見て、一歩一歩迷い無く進んでいるように見えるレミ・プジョルに感服しました。
今後にもご期待ください!
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by W-inc | 2014-08-20 20:00 | Vin

2014年 フランスの旅(その3)

モンペリエに入り、4日間は試飲会三昧。
同時期に4つほどの試飲会が開催されていました。

オシェールの魅力的なラインナップ。
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相続の関係などでヴィンテージが飛んでどうかと思っていたら、充実の旨さでびっくりしたエスプリ・メイレ2010!!
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当主のミシェル・ファヴァール(左)と息子さん。
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きゅっとスリムになったアルベルト・テデスキ。
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コロンビエールと
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コロンビエールに紹介してもらったベルジュラックのル・ジョン・ブラン。いい造り手です。
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ロワールは、シノンのグロボア。
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シチリアのラ・ファーボラ。(シチリアへ行けるのはいつの日か。)
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などなど取り扱いの蔵元を中心に、ひたすら歩き回って未知の造り手、地域のワインに触れてみます。さてその成果は?

連日のモンペリエでの試飲会を終え、各国からの参加者で感覚が合う二人と夕食。
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また2年後の再会を誓うのでした。
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by W-inc | 2014-08-20 19:00 | Vin

2014年 フランスの旅(その4)

モンペリエ→ロワール試飲会の中休みは、シャトーヌフ=デュ=パプへ。

フランスもイタリアも2014年初頭は、暖冬で雨が多く、苦戦していました。
(その後、天気が持ち直し、順調のようです。)

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雨の中、ゴブレ仕立ての木々を眺める。
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到着したのは、クルテゾン村のピエール・アンドレ。
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人なつこいワンちゃん達に出迎えられ、訪問スタート。
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丁寧にプレスすることができる垂直プレス。
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天然素材を使い建て直した素晴らしいカーヴ。
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大樽の前で。息子もワイン造りに加わり百人力。
新たな試みのキュヴェも。楽しみです。

2年前に試飲会で出会った彼らですが、想像通り、各工程での気配り、丁寧な作業が伝わってくる訪問でした。
Merci, Jacqueline !!

2011年 は、しなやかで優美なキャラクター
2010年 は、風格、骨格ある芯の強いワイン
さあ、お好みは?

Pierre Andre 資料リンク
http://winc.exblog.jp/15367097/





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さて、再び雨の中、ゴブレットを眺めながら。
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到着したのは、AOCシャトーヌフ=デュ=パプ の まさにシャトーヌフ=デュ=パプのコミューン。思ったよりも小さな町でした。
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紹介されて訪問した ドメーヌ・デュ・バヌレ のカーヴ。
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そしてワインの壁(ストック)。

一緒に昼ご飯を食べながら、2011年を1本 みんなで飲んだみると、にごりのあるレンガ色で、じわじわ旨さが沁みてくるじゃないですか!
オーセンティックな深みと芯のミネラル感のあるワイン。
取り扱うことになりました。

締め切りを大幅に過ぎてしまいましたが(ワインは7月に入荷ズミ。。。)、資料仕上げました!!
ぜひご覧ください。そして、秋に向かって涼しくなってくる季節、冬場も、よろしゅうお願いします!

http://winc.exblog.jp/20124725/

ということでロワールの試飲会につづく。
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by W-inc | 2014-08-20 18:00 | Vin