W 「vin & vino, wines of the world, with you!」

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近況報告&Wにできること

今年は、年明けから以前ほど出歩かず、自宅に篭って仕事をしていました。

会社の体力がまだ十分でなかったので交通費、飲食費、試飲会費を抑えていたこともあるし、
次の一歩を踏み出すために仕入れに集中し、新規取り扱いの造り手とのやりとりをしていました。

3月初めより新着イタリア便がリリースとなり、イタリアは新規造り手6軒+既存の造り手8軒に。
フランスは、4月中旬 ひそかに(?)期待していただきたい新規造り手5軒がリリースとなります。既存の造り手は、ミシェル・クーヴレーも入れて9軒(リエッシュ、パコリも到着します)。

いつものことですが、ギリギリまで仕入れにつぎ込みました。


W的には、そんな状況の中、東日本大震災が起こりました。
被災地の方々、そして被災地以外でも大きな影響を受けている方々に改めて心よりお見舞い申し上げます。

ニュースに触れる度に、胸が痛み、悔しい思いをしましたが、
被災地で飲食の灯りを絶やさぬよう、がんばっている
仙台 Note 板垣さん と チーム仙台、
盛岡 ヌッフ・デュ・パプ 伊東さん、ベルヴィル 佐々木さん、チーム盛岡。
彼らの行動とハートに敬意を抱きつつ僕にできること、Wにできることは何だろうと考えていました。


募金したくてもお金はない・・・。

・・・でもワインはある。一人分ですが人手もある。
そして、各地に協力してくれそうなお取引先と仲間がいる。(感謝!)
各地に、Wのセレクションを楽しんでいただいている飲み手がいる。(感謝!!)


規模は小さいかも知れないけどWでも被災地と全国の飲食店を応援してゆきたいと思いました。
「他人の心配より、自分の心配しろ!」と言われそうなWですが、
身の丈にあったやり方で応援しようと思っています。


いまのWにできること
Wでは当面、
「ワインの売り上げ1本あたり100円分」を活動費として、チーム東北に差し入れしたり、破損したワインを補填したり、場所は関係なく飲食費に使ったり、こんなときだからこそ食事会・ワイン会・試飲会を積極的に開いたり、そんな風にして、被災地・飲食店・食材の生産者をバックアップしてゆきたいと思っています。

(月間 1800本~3000本の販売 → 18~30万の活動費)


フランス、イタリアの造り手からも 「できることがあったら声をかけてくれ」 とメッセージをもらっています。
12月に一緒に東北ツアーをしてくれた Vinaiota の オータ社長 からのメッセージも参考にさせていただこうと思っています。http://vinaiota.exblog.jp/16069240/


「一緒にこんなことしようよ!」、というアイディアをお持ちの方も Welcome ですよ。
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僕らは同じ月を見てる

しっとりと雨に包まれた鎌倉にて。
W 若槻 
090-6006-8725
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by w-inc | 2011-03-21 18:00 | W

Vini Japon 2011 延期のお知らせ

大地震で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

Vini Japon 委員会では、会について検討を続けておりましたが、
今回の Vini Japon 2011 の延期を決定いたしました。

↓ Vini Japon HP リンクです。どうぞご覧ください。
http://www.vini-japon.com/index2.html

W としましては、被災地への応援を含め、自分がやるべきこと、できることを進めてゆこうと思っております。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。


p.s.
Vini Japon で W ブースを手伝ってくれる予定だった

鎌倉惣菜 阿部さん (チーム満月ワインバー@鎌倉)
http://souzai-kamakura.cocolog-nifty.com/blog/

Beau Temps 石井さん (チーム満月ワインバー@鎌倉)
http://blog.livedoor.jp/beautempskamakura/

自由が丘 ohanaya 廣田さん
http://www.ohanando.com/home.html

後輩を紹介してくれた下北沢 Restaurant-Manne(マナ) 木邨さん
http://restaurant-manne.jimdo.com/

仙台 Note 板垣さん と チーム仙台の皆さん
http://cocorowine.exblog.jp/

ありがとうございました!
次回、ぜひよろしくお願いします!
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by w-inc | 2011-03-15 10:50 | イベントなど

Maso Salengo

Azienda Agricola Maso Salengo

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産地:トレンティーノ州 Volano

トレンティーノのワインは大手生産者組合が総生産量のほとんどを占め、小さなブドウ栽培農家の多くが組合にブドウを提供している州です。ラッファエッリ家は1916年からトレンティーノの南、マルツェミーノの銘嬢地として知られるVolano(ヴォラーノ)市に畑を持ち、代々ブドウ栽培を行ってきました。近くにはアディジェ川が流れ、ドロミテ山塊(世界遺産)に抱かれています。

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独自で瓶詰めを開始したのは1969年で、1980年に現在のワイナリー名になりました。特筆すべき点として、彼らの所有する葡萄樹の多くは古木で、平均樹齢は25~30年。特に古い樹だと70年になります。スーペリオーレのマルツェミーノは25~70年、ベースのマルツェミーノは20~40年です。その他にはユニークな土着品種のノジオーラも栽培しています。現在、地元の研究所が彼らの所有する珍しい高樹齢のマルツェミーノ、レボとセンネン(レア品種)を研究しています。

畑:5.6Ha
年産:55000本
比率:白: 25%, 赤: 75%
収穫時期:9月上旬~10月中旬

造り手からのメッセージ
私たちは、ブドウの品質について研究してきました。特に畑に注目し、丁寧に手をかけた畑ほど品質の良いブドウができ、それが最終的にクオリティワインになると信じています。そしてブドウの個性がワインに素直に現れるようなつくりを目指しています。

畑の手入れについては特に念入りに行っています。春の芽かき、夏期剪定などで収量をコントロールし、収穫は全て手摘みで行います。収穫時期には特に気をつけ、ブドウがベストに熟した時期を逃さないようにしています。また房は畑で厳選し、よりよい粒だけを選びます。

畑では、土壌とミクロクリマにあった土着品種を植えています。所有する畑の中でも丘の方には香りと味わいが生き生きしたブドウができるように白ブドウ品種を、その下には黒ブドウ品種を植え、土着品種のマルツェミーノは個性が大いに発揮できるZiresiのエリア(濃度が高く、深い粘土質)に植えています。このマルツェミーノは祖父のジュセッペの代から栽培しており、経験豊かです。

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Vini

Bianco
NOSIOLA 2009

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サルタリアの丘陵地帯の畑から生まれます。標高450m(醸造所から約3kmのところ)。

樹齢:約30年
土壌:スケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな石灰質沖積土
醸造:ステンレスタンク発酵・熟成

適度な雨と気温が得られ、収穫時は安定した気候でじっくり収穫が出来ました。飛びぬけたヴィンテージとはいえませんが、繊細な香りとフレッシュ感のあるワインになりました。

ワイン
外観:薄い麦わら色
香り:若い果実のアロマ、かすかに植物の香り
味わい:若々しさとほどよいミネラルのバランスが良い。しっとりとした質感。
お料理との組み合わせ:淡水魚の料理(スズキのフライやホイル焼き、マスの煮込みまたはソテー)など

この品種の起源は不明となっていますが、1800年代初頭にはトレントの周辺で栽培されていたことがわかっています。名前の由来はヘーゼルナッツの香りと色(枝の色)を持つ品種だからだそうです。または実がカリカリとしているからとも言われています。栽培に適した土地は豊かな日照と、風通しがよく空気の乾燥した地帯とされています。ノジオーラの個性が出たワインは、ミネラルとほろ苦さを感じ、アロマが豊か。酸は高くありません。


Rossi
REBO 2008

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標高:200 - 250m
樹齢:10年と35年
土壌:粘土混じりのスケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな土壌
醸造:ステンレスタンク発酵、熟成(8~10ヶ月)

とても涼しい年で、前年に比べて少し雨が多かった。赤い果実味と少しスパイスのニュアンスのあるワインになりました。涼しい年だったためにボディはしなやかでほどよいタンニンになりました。

ワイン
外観:深いルビー色
香り:果実味に草花のニュアンス、クリーンな香り
味わい:適度なタンニンとミネラルで、口当たりが柔らかい
お料理との組み合わせ:ローストビーフ、フィレ肉の炭火焼、鹿肉とポレンタの付け合せなど

1948年、サン・ミケーレ農業専門学校の植物遺伝学者のレボ・リゴッティによって交配されて生まれた品種です。正式なイタリア品種登録は1978年。メルローとマルツェミーノの交配種で、魅了的な二つの品種の長所が生かされた品種。Maso Salengoは1975年からこの品種の栽培を開始しました。彼らの所有する土地に相応しいと信じて栽培し続けています。現在、サン・ミケーレ農業専門学校が彼らとコラボして、古い彼らの苗木を研究しています。この品種を使ったワインは概して色が濃く、繊細で心地よい香りを持ちます。ほどよいタンニンとアロマがあり、口当たりも良いワインです。

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SENNEN 2008

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標高:200m
樹齢:6年
土壌:粘土混じりのスケレートロ(砂礫岩、砂)の豊かな土壌
醸造:ステンレスタンク発酵、古樽熟成(6~8ヶ月)

前年に比べて雨が多く涼しい年でした。果実味、バルサミコやスパイスの味わいとほどよいタンニンを持った口当たりまろやかなワインになりました。

ワイン
概観:紫がかった深いルビー色
香り:木イチゴなどの香り、ほのかにスパイスの香り
味わい:細やかな複雑味。地味で味わい深い水墨画の世界。
お料理との組み合わせ:パスタや肉料理

レボの兄弟といわれる品種、センネン。もともとレボと同じくメルローとマルツェミーノの交配種と思われていましたが、近年の研究で実際はメルローとテロルデゴの交配種ということがわかりました。この交配の研究に関しては、レボ・リゴッティの兄弟のセンネン・リゴッティが関わっており、この品種に彼の名前がつけられたことから、いかに貢献していたかが伺えます。この品種はヴォラーノ市の泥灰質土壌の畑で栽培されています。

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by w-inc | 2011-03-01 11:05 | Vino

Terre di Terrossa

Terre di Terrossa は、ヴェローナの北東 ヴェネト州ソアヴェ ゾーンを本拠地とするサンドロ・デ・ブルーノが手がけるワイン。DOC ソアヴェのほか、ピノ・グリージョ、モスカートを仕込んでいます。上級ラインのSANDRO DE BRUNO、手頃なラインはTERRE DI TERROSSAと2種類のラインを造っています。

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サンドロ・デ・ブルーノは2002年に立ち上げられました。
今の栽培面積は23ヘクタールでその内12ヘクタールが MONTE CALVARINA 海抜600メートル、11ヘクタールが海抜150メートル~450メートルの斜面で、ポー川流域の平野に近く、古い火山があった土地です。

父親であるサンドロ・テゾニエロが60年代にソアヴェでスタートし、 80年代に息子であるブルーノが手伝い始めて今に至っています。

彼らのワインの哲学は、純粋でバランスの良いワインを造ること。
ワインの味わいには、その地域が以前火山であったことがプラスに働いています。

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TERRE DI TERROSSA
SOAVE DOC 2007

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ガルガーネガ 90%、トレッビアーノ・ディ・ソアベ 10%
樹齢は、約30年 9月の第3週に収穫。
ステンレスタンク発酵・熟成

しっとりとした口当たり、果実味と軽いミネラル感。
シンプルですが、お食事のお供にどうでしょうか?
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by w-inc | 2011-03-01 11:04 | Vino

Strele

Strele

地区:ヴェネト州 Soave

ロミオとジュリエットの悲恋で知られるヴェローナから程近いソアヴェ・ゾーン。ストレーレは、ピオ・フランチェスコとガエターノが、兄弟で切り盛りしているカンティーナです。フランチェスコは工学学校を卒業、ガエターノは農業技術を学んでいます。

Francesco
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祖父から譲り受けたStreleというクリュは、ガルガーネガ種の伝統的栽培エリア、サン・ヴィットーレの丘の麓(コロニョーラ・アイ・コッリ)に位置します。南向きで日当たりが良く、水はけも良い畑です。石灰質の沖積土壌でガルガーネガのみ栽培。環境に優しい栽培を行い、可能な限り手を加えないワインを造ることが、彼らのポリシーです。

Gaetano
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標高:100m
畑:3Ha
仕立て:ペルゴラ・ヴェロネーゼ
樹齢:平均50年
収穫・醸造:手摘みで収穫。ステンレスタンク発酵・熟成
年産:3万本

ソアヴェの伝統品種。ガルガーネガ種のみを使用。(規定では、30%までトレッビアーノ・ディ・ソアヴェ or シャルドネを使うことが許されている。)収穫は丹念に行なう。その後は健康な実だけを厳選し、葡萄の力を生かしたワイン造りを目指す。

2009年はまるで教科書のような平均的な年でした。春は程よい雨が降り、夏は雨が少なかったことが、バランスのいい葡萄の成熟につながりました。

2010年は、雨が多かったことを除けば比較的2009年と似たヴィンテージでした。雨が多かったためカビが発生し、収穫時は傷んでしまった実をおとしての収穫となり非常に苦労しました。ワインは2009年と比較すると酸はさほど変わりませんが、よりフレッシュ感のある繊細な香りのワインになりました。

造り手からのメッセージ
私たちは、土地への愛着、敬意、情熱を持ってシンプルなアプローチでワイン造りをしています。ワインから私たちの想いが伝われば幸いです。

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ワイン
概観:淡い麦わら色~黄色
香り:フレッシュ感溢れる花や果実の香り。アカシアの花、スミレ、グレープフルーツ
味わい:確固としたストラクチャーとミネラル感、最後にほんのりとアーモンドのニュアンス。
食事との組み合わせ:食前酒として。マルゲリータピッツァ、シンプルで繊細な各種パスタ、淡水魚を使った料理など

ガルガーネガは、ギリシャ起源の葡萄。1000年以上も前からヴェローナ付近(ソアヴェ、ガンベッラーラ)で抜群の相性を見せ、育てられてきた。ガルガーネガを使っている地域としては、他にフリウリ、ウンブリア、ロンバルディアしか見られない。

コメント
代々ブドウ作りをしてきたソアヴェの老舗農家。ガルガーネガ種だけ栽培するソアヴェでは数少ない生産者の1つ。彼らのワイナリー”Strele"は、醸造には一切”木”を使わないスタイル。
2004年に立ち上がった小さなワイナリーなのでまだ無名ですが、品質にこだわる造り手だけあって手抜きのない素晴らしいクオリティです。
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by w-inc | 2011-03-01 11:03 | Vino