W 「vin & vino, wines of the world, with you!」

カテゴリ:Vin( 55 )

Domaine Pierre André

ドメーヌ・ピエール・アンドレ

●産地:ローヌ地方 クルテゾン村

LE DOMAINE
南ローヌ地方、オランジュからアヴィニヨンの間にある、クルテゾン村でシャトーヌフ・デュ・パプを生産する家族経営のドメーヌです。
砂利質(珪岩)、粘土質、砂質、石灰岩質などの多種多様な地質が見られ、ブドウ畑に好条件な土壌です。温暖な気温と、"fameux mistral"(ミストラル)と呼ばれる南ローヌ特有の地中海に向かって吹き付ける強い北西風の影響をうけ、非常に乾燥した気候で降水量も少なく、かつ直射日光が十分にあたるという気候条件の元、栽培をしています。所有する18ha のうち、16haがシャトーヌフ・デュ・パプの畑です。

a0157027_17121693.jpg



LES VIGNES
植えられているブドウの木の樹齢も古いものが多く、130年以上の樹齢の木もあります。
平均すると樹齢70年ほどです。
a0157027_17152239.jpg
【Rouge】       
GRE NACHE  80 %
SYRAH  10 %      
MOURVEDRE   8 %

残り2%が、下記品種です。
CINCAULT
MUSCARDIN
COUNOISE
PICPOUL
VACCARESE

【Blanc】
CLAIRETTE  40 %    
BOURBOULENC  30 %
ROUSSANE  20 %
GRENACHE  10 %         

1ヘクタールあたり約3500本という植密度でブドウを植えています。

1980年からビオロジック栽培を開始しました。
ブドウ畑に細心の注意を図り、1年を通じ自然のバランスを尊重しながら仕事を進めています。土壌での仕事は、機械での作業と手作業を併せて行い、できる限りブドウの収量を抑えます。また、化学肥料は使用せず、最低限のボルドー液の散布に留めています。

1992年からは本格的にビオディナミでの栽培を開始しました。
自然と造り出すワインとのより一層調和のとれた栽培を目指すべく、このビオディナミ農法を取り入れることにしました。


VINIFICATION
収穫はすべて手摘みで行います。
赤ワインは伝統的なつくり方で仕込んで行きます。収穫されたブドウは除梗せずにタンクへ移し4~5週間ほど発酵させます。タンクと樽を併用して18~20ヶ月熟成させます。フィルターにはかけず、自然有機卵の白身を使って清澄させます。
白ワインは、プレスされた果汁を軽く澱引きをし、19~20℃で発酵させます。軽く清澄し、フィルターにはかけません。

瓶詰めされたワインは熟成用のカーヴに移動へさせます。自然素材を使用したカーヴに改装されたばかりです。

a0157027_17172042.jpg



L’ART DE LES SERVIR
バランスが取れていてエレガント、味わい豊かで膨らみを感じる・・・。そして、テロワールとヴィンテージの特徴がはっきりと表れる、そんなワインをお届けしようとしています。

シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュは3年目のヴィンテージから販売を開始します。5年から10年目で飲みごろを迎えます。15年以上の熟成にも耐えられるワインです。
白ワインは、一般的に3年目まではフレッシュな味わいが広がり、8年から10年目になるとより柔らかく、はちみつを想わせる風味を感じるようになります。

『ワインの本来の味わいを楽しんでいただくために・・・』
赤ワイン:4時間前に抜栓しキャラフェもしくは、デキャンタをし、およそ16℃~17℃でサーヴィスしてください。
肉料理全般、ジビエ、チーズなどに抜群の相性をみせます。

白ワイン:12℃位の温度で冷やし過ぎないことです。
食前酒として、また、白身の肉料理(ソースをかけたもの)、魚料理などとの相性が良いです。

a0157027_17182972.jpg

a0157027_17185629.jpg

[PR]
by w-inc | 2012-05-28 15:23 | Vin

Château la Colombière

シャトー・ラ・コロンビエール

●産地:南西地方 フロントン

フランス南西部、オート・ガロンヌ県、トゥールーズの北東28㎞ フロントンに位置する、フィリップ&ディアンヌ・コーヴァンの夫婦が運営するドメーヌです。ドメーヌが所有するブドウ畑(17ha)は、15世紀から存在しています。時代の流れによってブドウ栽培に対する考え方が変化する中、2005年からコーヴァン夫妻によりドメーヌは引き継がれました。

変化に対応するため必要とされてきたことがありました。これまでの観念にとらわれず新たな視点で物事をとらえること、ブドウ畑での仕事を重要視すること、謙虚に物事をとらえ自然を尊敬すること、ワイン造りへの熱意などです。
より良い品質のワイン造りのため厳格なビオディナミ農法を取り入れています。それはテロワールと品種の特徴を最大限に引き出すための重要な要素だと考えているからです。

ワインを‘造る’ことはしたくないと考えています。テロワールや品種の特徴を可能な限り自然に表現するための手助けをしたいのです。自然のサイクルの中でバランスのとれた味わい豊かなワインに仕上がるよう最大の注意を払います。
私たちのワインの主要品種である『ネグレット』は他にはない、特徴的な味わいをワインに与えます。

a0157027_1742537.jpg


〝 Vin 〟
Fronton - Reserve 2009

a0157027_17563146.jpg


認証としては、ビオロジック認証。2007年からエコセールに認められています。2006年よりビオディナミ農法での取り組みを開始したことで土壌が活性化しテロワールと品種の特徴が顕著にワインに現れるようになりました。

【品種・土壌】
品種:ネグレット、シラー、カベルネ
ネグレットは数カ所の区画から収穫されます。樹齢は平均して25年位です。土壌のほとんどが粘土砂質で香り豊かなブドウが育ちやすい特徴です。自然に生えた草はそのままの状態にし、適度な湿度を保ちます。収穫量は平均40hl/ha、短めに剪定したコルドン・ロワイエ仕立てと、長めに剪定したギュイヨ・サンプル仕立ての両方を採用しています。

【醸造】
重力を利用した浸漬の後、温度管理されたタンクにて発酵させます。ブドウは軽く傷をつけ果汁を染み出させますが強い力でプレスすることはしません。その後軽くピジャージュを行います。自然酵母を使い、補酸・補糖はしません。コンクリートタンクで18ヶ月間熟成したのち、フィルターをかけずに瓶詰めします。

【特徴・味わい】
ネグレットから独特の味わいや果実味の豊かさを引き出し、カベルネからしっかりとした骨格とフレッシュさを加えています。16~18℃位でサーヴィスしてください。2009年は他のヴィンテージと違いとても軽やかに仕上がり、最高のバランスを保っています。強いタンニンもなく、料理を邪魔することはありません。カシス、ブラックベリーのような色の濃いフルーツの香りとスパイスの風味が広がります。
[PR]
by w-inc | 2012-05-28 15:22 | Vin

Delphine Roibet

デルフィーヌ・ロワベ

●産地:ラングドック地方、リムー

リムーの西に位置するマルラ村周辺に畑があります。表面部分は粘土石灰質、地下部分は石灰土壌で構成されています。気候は、温かく乾燥した地中海性気候の影響と湿度の高い海洋性気候の両方の特徴を備えています。

a0157027_17233685.jpg


畑は、1990年代後半から有機栽培が行われており、ビオディナミ農法で耕された畑としても知られていました。私もこの畑で手伝いをしていたのですが、2010年から自分自身でのワイン造りをするために3haを手入れすることになりました。現在も同じく有機栽培を続け、ボルドー液などの散布量を可能な限り減らし、イラクサ、トクサなどの植物を煎じたものを散布しています。土の表面や深層部の生物の連鎖を尊重しながらの畑作業です。自然に存在する生命を尊重する農法によって、テロワールの特徴を引き出し、風味豊かで、フレッシュ、長い熟成に耐えうるワインを生み出そうとしています。

a0157027_17242028.jpg


健全な畑から生みだされたブドウを使うことで、自然とSO2を加えず(唯一ほんの少しだけ添加するとしたら発酵時のみです。)自然酵母での醸造へと向かってきました。収穫はすべて手摘みで行い、その後ゆっくりと低圧力でプレスにかけます。

カーヴは、Pierre Rousse、Sylvain Sauxと共に3人で使用しています。
a0157027_17244597.jpg

(左: デルフィーヌ・ロワベ、右: ピエール・ルス)


〝 Vins 〟
【Roquevergue(2010)】:ロックヴェルグ
樹齢およそ35年のシュナン・ブラン。9月初旬に完熟した葡萄を収穫しました。このワインは柔らかな甘味とフレッシュな酸味のコントラストを微発泡とともに楽しめます。もしかしたら瓶内で酵母が糖分を少し食べるかも知れません。その場合、ほんの少し甘味が減り、ほんの少しガスを多めに感じるでしょうが、豊かな風味は変わりません。それは、生きているワインの証です!

【Bastides (2010)】:バスティード 
樹齢90年を超えるカリニャン。
葡萄は、2010年10月に収穫しました。(足でやさしく破砕した後)12日間のマセラシオンを行い、その後、プレスにかけます。

a0157027_045668.jpg

[PR]
by w-inc | 2012-05-28 15:21 | Vin

Sylvain Saux (Pechigo)

シルヴァン・ソー (ペシゴ)

●産地:ラングドック地方、リムー

リムーの西に位置するマルラ村周辺に所有する畑があります。家族から受け継いだ畑を1990年代後半からビオディナミ農法で耕していたシルヴァン・ソー。彼は、ワインが自然の恩恵を受けて素晴らしいものに仕上がるよう、直感で物事を感じ、そして多くの時間をワイン造りに費やしてきました。

現在、シルヴァン・ソーは、ワイン造りから手を引き、畑は、彼の元で一緒に働いていたデルフィーヌ・ロワベ と ピエール・ルスが受け継いでいます。今回オファーをもらった、2つのワインは、デルフィーヌが受け継いだ畑のものです。


〝 Vins 〟
a0157027_2351799.jpg

Pechigo Blanc 2008
土壌:粘土石灰質
品種:モーザック 45%、シャルドネ35%、シュナン・ブラン20%
ビオディナミ農法
収穫量:25hl/ ha
醸造:発酵、熟成ともタンクを使用
瓶詰め:2010年8月
酸化防止剤を使用せず、フィルターもかけません。

Pechigo Rouge 2008
土壌:粘土石灰質
品種:カリニャン(樹齢90年ほど)
ビオディナミ農法
収穫量:20hl/ ha
醸造:発酵、熟成ともタンクを使用
瓶詰め:2009年12月
酸化防止剤を使用せず、フィルターもかけません。
[PR]
by w-inc | 2012-05-28 15:20 | Vin

Rémi Poujol

レミ・プジョル Rémi Poujol ( MAS COSTEFERE )
●産地:ラングドック地方

MAS COSTEFERE(Rémi Poujol)はエロー県ペゼナスの近くのドメーヌです。
a0157027_10504146.jpg


畑は6haで、
・1.5ha ---樹齢60年のカリニャン
・1.5ha ---樹齢35年のグルナッシュ
・1ha --- 樹齢20年のシラー
・残りの2ha にはシラーや樹齢92年のグルナッシュの他に、伝統的な白ブドウ品種クレレットやユニ・ブラン(白ブドウは、樹齢約60年)が植えられています。

土壌には石英や花崗岩を含む砂利が多いため、水捌けがよく、ブドウの生育にバラツキが少ないと共に、軽やかでフルーティーな風味を生み出します。
a0157027_10514749.jpg


地中海性気候の恩恵を受け、ヴィンテージの特徴を顕著に表した風味豊かなワインを造り出します。年ごとの気候の違いは特に、開花時・色づきの時期・収穫までの成熟期に影響を及ぼし、2年連続して同じブドウを栽培することはできません。地中海性気候の特徴は夏の4ヵ月間が非常に乾燥していることです。しかし冬の時期に、年間の雨量のほとんどと言っていいほどの雨が降ります。

この特徴的な気候と土壌によって、豊かな個性が生まれます。
a0157027_11373221.jpg


自然がどれだけ大きくワイン造りに作用するのか感じ取り、「テロワールとブドウのエスプリをそのまま保つ」をモットーにどんなワインが完成するのか・・・?

行き着くところ、
「全ては時間が作り出す・・・」
という謙虚な気持ちがワイン名になりました。
a0157027_11361037.jpg


VINS
Le Temps fait tout 2010 Blanc (ル・トン・フェ・トゥー・ブラン)
・ユニ・ブラン80%、クレレット20%

Le Temps fait tout 2009 Rouge (ル・トン・フェ・トゥー・ルージュ)
・カリニャン 60%、グルナッシュ 20%、シラー 20%

Vieilles Vignes 2009 Rouge (ヴィエイユ・ヴィーニュ)
・樹齢92年のカリニャン 100%
a0157027_15245144.jpg


セカンドワインが無いことからも、ベストを尽くす蔵元の気持ちが伝わってきます。
ビオロジック栽培、少量生産、SO2はビン詰め前に少量のみ添加、またはゼロ。
(数年後には馬での耕作とビオディナミも始められるよう研究を進めていました。)

ワインは、南仏らしい熟した果実味・濃さと、品種特有のフレッシュさ、そして深いミネラル感が拮抗する秀逸な白ワイン。タンニンが肌理細やかで、エレガントな赤ワイン。そして、濃い目の液体に複雑味を隠したヴィエイユ・ヴィーニュの3品です。

十分なコクはありますが、決して厚ぼったく感じさせないフレッシュさを持ち合わせているワインです。レミが目指す、風味豊かでエレガントなスタイルをお楽しみください。
[PR]
by w-inc | 2012-04-20 16:38 | Vin

Pierre Rousse

ピエール・ルス Pierre Rousse ( Le Pelut )

●産地:ラングドック地方、リムー

ピエール・ルスはCôte de la Malepère ~ Limouxの造り手で、現在2つの地区の畑を耕作しています。

・Villarzel-du-Razès
2005年に1haの畑にメルローを植えたことから始まった畑。2004年当時、そこは何も植えられていない場所でした。植え始めた当初は何度も手を加えなくてはいけない畑でしたが、現在は安定してブドウを栽培できるまでになりました。畑は、Côte de la Malepèreの最も標高の高い場所(400m)にあり、南向きの斜面です。畑からのピレネー山脈の景観は一見の価値があります。
a0157027_1443378.jpg

a0157027_1404339.jpg


・la Mothe
St-Martin-de-Villereglan地区には全体で11haのブドウ畑があります。そのうち4haでブドウを栽培していて、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールそして、ほんの少しだけシラーとシャルドネを植えています。他の7ha位は、さくらんぼや桃の木を植えていて、周りは大草原に囲まれています。
a0157027_14412938.jpg


◯ワイン造り
手作業で育てる葡萄からシンプルに、あまり手を加えずに仕上げています。
酵母、二酸化硫黄、ワイン用の薬品を加えることなく、冷やしたり・熱したりすることなく、葡萄が自然に形を変えた結果としてのワインをリリースしています。

収穫も手摘みで行い、赤ワインに関しては、房のままの葡萄をタンクに入れます。マセラシオンは、4−8日と短めです。
a0157027_14414918.jpg

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

フランス中南部の試飲会で出会ったピエール・ルス。SO2ゼロでワイン造りをしている彼のワインは、品種よりも造りの個性が勝っているのかなと思いましたが、最後には土地(地方)の個性が引き出されていると感じました。とても興味深いワインです。
a0157027_15133825.jpg


今回入荷のワインは、品種まぜまぜでじわっとうまい「fanfreluche(ファンフルルーシュ)(2010年)」→(品種:メルロ、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョンとシラー少々)と非常に南仏らしい味わいですが、実はメルロ100%という 「cocorico!(ココリコ!)(2009年)」の2種です。

2種の個性はかなり違うのですが、どちらも焼けた感じがなく、フレッシュさを持っています。
(色のイメージでは黒というよりルビー、赤。畑の写真の通り、山ワインと言っても良いかも知れません。)
多少揮発酸もありますが、風味を豊かにする方向に働いていると思います。「fanfreluche」はかわいらしさ、可憐さ、 「cocorico!」はコクを持ったキャラクターです。
a0157027_15153582.jpg


みなさんの反応が楽しみな造り手です。

P.S.
資料のアップが遅くなりました。彼のワインの次回入荷は6月です。
もうひとつお知らせで、下の写真 左の Delphine(デルフィーヌ)のワインも6月に入ってきます。
お楽しみに!
a0157027_14584859.jpg

[PR]
by w-inc | 2012-04-20 15:06 | Vin

Grégoire Perron

Domaine de La Combe aux Rêves 
(ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・レーヴ)
Grégoire Perron
グレゴワール・ペロン

France  サヴォワ地方
a0157027_153529100.jpg


【造り手】 
 フランス中部の都市、リヨンから北東に1時間ほどのところにある、サヴォア地方の村「Journans (ジュルナン)」で、2010年にワイン作りを始めた小さな蔵元。この地方では山間部の峡谷をCombe(コンブ)と言い、「自分のワインを造りたいという夢 (=rêve) がいっぱい詰まった場所」という気持ちがドメーヌ名になりました。

グレゴワールは、ジュラで蔵元で働いた他、数ヶ所で経験を積み独立しました。賃貸のブドウ畑を含めても1.9haという極小ドメーヌです。白は主にシャルドネとジャケール、ペティヤンがはガメイとプルサール、そして赤はピノ・ノワールを植えています。普段の農作業はグレゴワール一人で全部こなしています。なぜなら、気持ちをこめて精一杯この仕事に取り組んでいるので、別の人に仕事を頼むと納得できないからだとか。

a0157027_10445569.jpg



この若い醸造家は、醸造・熟成においても、ポンプを極力使わないように心がけ、出来る限り手作業で行うなど、とことん造り方にこだわっています。そのせいか彼のワインは香りがとても豊かで、白い花や、熟した柑橘系の果実のアロマに溢れています。そしてミネラル感がしっかりと表れています。通常、ビュジェー・セルドンの生産者は、最終のビン詰め時に、ガスが逃げないように工夫された特殊なフィルター装置を使うのが一般的ですが、この蔵では、シャンパン同様にルミアージュ(これ自体も手作業)して、澱抜きを手作業でします。

La Flute Agitéeは、甘みと酸味のバランスが心地よいドゥミ・セック、それ以外は辛口仕上げになっており、酸味が締まって飲み飽きしないワインです。プルサールで作るペティヤン「Noct'en bulles」 は2009年にテスト的に作ったところ、4ヶ月のビン熟では期間が短くて香味が開かないため、2010年から1年の熟成に変更しました。
この蔵は、AOCの地図でいうとBugeyに所在するのですが、申請をしないためすべてヴァン・ド・フランスになります。初ビンテージからとても風味が豊かで、素晴らしいワインを造り出しました。今後が非常に楽しみです。

a0157027_1542398.jpg


【栽培・醸造】
合成化学物質で作った農薬や肥料を使わない有機農業でブドウを栽培しています。
自然の力や天然由来の物質を利用して害虫を駆除するなど、昔からの栽培法を守っています。天然酵母による発酵を行い、SO2の使用を極力控えた造りです。
a0157027_15361958.jpg


【Vins】
ワイン名:Le P’tit Zinc(ル・プティ・ザンク、2010) ヴァン・ド・フランス(ブラン&ぺルラン)
a0157027_15364026.jpg

品種:ジャケール100%、樹齢:18年。粘土石灰質土壌。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースで運搬。収量:55hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/Lだけ使用する。
アルコール発酵後、タンクで4ヶ月間「シュールリー」状態で熟成。
収穫の翌年3月に、ワイン中の炭酸ガスを通常とは逆に逃がさないように注意してビン詰め。Perlant(ぺルラン)とは「発泡性を帯びた」という意味があり、この場合は極微発泡ワインを指します。


ワイン名:Mouss’ti Gris(ムスティ・グリ、2010) ヴァン・ド・フランス(ムスー・セック)
a0157027_1537783.jpg

品種:プルサール60%、ガメイ40%。樹齢:35~100年の古木も含む。
泥灰土が混ざる粘土石灰質土壌、南~南西向きの斜面。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースに入れて運搬。収量:35hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/L使用。
発酵の途中に、ろ過をせずにビンに詰めて王冠をつける。その後に発酵して精製される炭酸ガスをビン内に閉じ込める「アンセストラル製法」。最低6ヶ月ラット《澱抜き(デゴルジュマン)用の木枠》で寝かせる「ペティアン・ナチュレル」。デゴルジュマンは1本1本手作業で行う。この時「門出のリキュール」は添加しない。アルコール度10.5%。残糖15g/L未満。

 
ワイン名:La Flute Agite’e(ラ・フリュット・アジテ、2010) ヴァン・ド・フランス(ムスー) 
a0157027_1537233.jpg

品種:ジャケール100%、樹齢:15年。粘土石灰質土壌で西向きの斜面。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースに入れて運搬。収量60hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/L使用。
「ムスティ・グリ」同様の「アンセストラル製法」。最低6ヶ月ラットで寝かせる。デゴルジュマンは1本1本手作業で行う。この時「門出のリキュール」を添加しない。アルコール度8.5%。残糖約35g/L とMouss'ti より少し甘め。ワインに発泡性があるため、「興奮した、落ち着きが無い」という意味のフランス語を付けた。
[PR]
by w-inc | 2011-11-09 21:14 | Vin

Domaine de l'Octavin

Domaine de l'Octavin
ドメーヌ・ドゥ・ロクタヴァン
●産地:ジュラ地方

「ブドウを信頼すること。ワインは畑でできあがる。」
a0157027_10592916.jpg


【造り手】
  2006年、シャルル・ダガンとアリス・ブヴォのカップルがアルボワに設立したドメーヌで、5haのブドウ畑を、ビオディナミ農業で栽培しています(エコセール認証ずみ)。小柄な女性のアリスは、ボルドー大学でブドウ栽培技師の勉強をした後、ディジョン大学で醸造学者のディプロムを取った学者肌です。醸造に関する深い知識と高度な技術を習得したものの、自然の作用を阻害した技術に頼るワイン作りを素直に受け入れらませんでした。「ワインの個性とは何か?」それを知りたくて、世界のワイン産地を回ることを決心しました。カリフォルニアのワインメーカー、アーロン・ポットの元で働いた後、チリ、ニュージーランドのワイン産地を回りました。再度カリフォルニアに戻って、近年ワインスペクテイター誌で世界の「トップ10ワイン」にランクインされたPINE RIDGEで6ヶ月働きました。そしてチリにUターンしてERRAZURIZ でも働きました。

こうして最新技術を使ったワイン醸造を経験しながら、3年間をかけて考えた末に、確信を抱いてフランスに帰りました。元々自然が好きな彼女は、自然の力を一番に考え、それを生かしたワイン作りをすること。得た醸造技術は、そのための重要な後ろ盾となるのだということを。そしてコート・ド・ジュラのドメーヌで統括責任者として新たな生活が始まりました。そこで醸造責任者だったシャルルと出会い、その1年後に二人だけのワイナリーを興すことを決めました。シャルルはブルゴーニュで栽培・醸造技師として勉強をし、ジュラのドメーヌに勤務していたのです。アリスはシャルルのことをこう言います。「熊のようにヒゲもじゃで、頑固なのにお祭り騒ぎが大好きな享楽主義だけど、とても繊細な人」
a0157027_11142617.jpg


【栽培・醸造について】
ブドウ栽培は頑張ってするというより、自然が好きだから面白い、という感覚で行っています。重要な点は、ブドウが健全でバランスよく育つようにしっかりと観察し、きちんと熟してくれるまで収穫を待てるように、生産量を抑えた栽培をすること。醸造所では、発酵の進み具合を管理して、酵母が活発になるように導く、といっても健全でバランスよく熟したブドウがあれば、後は衛生な醸造設備で発酵させるだけなのです。だからこそ手品が起きたような気にもさせられます。オクタヴァンでは、(クレマン以外は)SO2、培養酵母、砂糖、酵素・・・といったブドウ以外のものは何も加えないワイン造りをしています。

ワイン名:Papageno(パパゲーノ) AOCクレマン・ド・ジュラ
品 種 :シャルドネ100%。ブドウを選果しながら手摘み。収量60hl/ha。
みずみずしい酸味を残すため、最初に収穫。この時の糖分はアルコール度換算で11%あり、シャンパーニュ製法で作る他のワインよりも糖度と熟度が高い。ビン内二次発酵の時には、糖分とともに酵母を加える。12ヶ月ビン内熟成。最終的なアルコール度は12%。
a0157027_1145898.jpg


ワイン名:Cul Rond 2010 (キュル・ロン) AOCアルボワ
品 種 :プルサール100%、樹齢:28年。石灰質土壌。
選果しながら手摘み。収量25hl/ha。
垂直式の圧搾機で得られた果汁を、ドライアイスから発生する炭酸ガスをタンクに満たして、発酵前にブドウ果汁が酸化するのを極力防いでから徐々に発酵させる。9ヶ月繊細な澱とコンタクトさせた「シュール・リー」状態でタンク熟成させた後、ろ過をせずにビン詰め。SO2は、一度も加えない。ビン詰め時にはデリケートな香りを失わないように、ポンプを使わず重力を用いた方法でワインを移動させる。区画の名前「Curon(キュロン)」と同じ発音になる「丸いおしり」というフランス語をキュヴェ名にした。
a0157027_1162022.jpg

(写真:炭酸ガスをタンクに満たした時のもの。)

ワイン名:Les Corvées 2010(コルヴェ・ド・トゥルソー) AOCアルボワ
品 種 :トゥルソー100%、樹齢:30年。石灰質の上に泥灰土が乗った地質。
収穫は、ブドウを選果しながら手摘み。収量35hl/ha。
100%除梗してから、天然酵母で発酵後、8週間という長期マセラシオンを行う。
タンクで熟成。 清澄とろ過をせず、SO2も無添加。
区画名と品種名をつないだワイン名。
ラベルには、「Boire du Trousseau n’est jamais une corvée」と書かれている。
訳すと・・・・
(畑仕事は大変だけど)このトゥルソーを飲むことは、決してつらく苦しいことではないよ!!
a0157027_1192580.jpg

(左:Cul Rond 右:Les Corvées)

a0157027_11122845.jpg

ワイン造りは体力勝負!?

p.s.
次の入荷もお楽しみに!
a0157027_14281018.jpg

[PR]
by w-inc | 2011-11-09 21:13 | Vin

Nicolas Rousset

Nicolas Rousset
ニコラ・ルセ
産地:ブルゴーニュ地方、プイィ・フィッセ、サン・ヴェラン地区

「ワインの品質は、収穫されたブドウの品質とテロワールに起因する」

【造り手】 
2000年から祖父の後を引き継いだ若手ヴィニュロンです。5Haの内、白ワイン(プイィ・フィッセ、サン・ヴェラン)は3.5Ha、生産量10000~12000本。赤ワイン(主にマコン・ルージュ)が2.0Ha、生産量5000~6000本。

品質の高いブドウを育てて、バランスの良い成熟を迎え、同時にタンニンなどのポリフェノールの成分が熟すには、生きた土作りが何よりも大事だと考えています。この「生きた土作り」というのは、除草剤や化学肥料を使わず、土の中の微生物が自然の状態でいられるような環境を作ることです。そして病気の元になる細菌の繁殖を抑えるのです。従ってビオロジック農業をしています。この農法によって土地の特性がより反映され、年毎の作柄も表れやすくなります。そして、たとえ日照量が少ない年でも、味わいのバランスが取れたブドウが育つようになります。
a0157027_11285286.jpg

(ニコラの趣味は、バスケットボールと美味しい料理を食べること!!)

【栽培・醸造】
現在はビオロジック農業に加えて、ビオディナミ農法も一部取り入れたブドウ栽培をしています。白ワイン用の区画は「エコセール」取得済みで、赤ワイン用の区画は現在申請中です。収穫は全て手摘みで、収穫時に選果して、痛んだブドウが混ざらないようにしています。発酵は天然酵母で、SO2は乳酸発酵後と、ビン詰め前に計約20mg/L使用します。熟成はキュヴェによって、セメント製や金属製のタンクと、木樽(主に古樽)を使い分けます。
a0157027_11381435.jpg

(蔵元は馬を持って おらず、必要な時に友人に頼むのだそうです。)

ワイン名:Soif de Vin(ソワフ・ドゥ・ヴァン、2010) AOCマコン・ピエールクロ
品種:ガメイ100%、0.6ha、樹齢:70年。収量:30hl/ha。
区画は東向きで、地区の中でも標高が高め。砂が混ざる粘土質の土壌。
セメント槽で8日間かけてマセラシオン・カルボニック。発酵中、ピジャージュとルモンタージュを実施。乳酸発酵が終わると、金属製のタンクで6ヶ月熟成。極軽いフィルターをかけてビン詰め。

このワインは生き生きした果実味が特徴です。気取らずにグイグイ飲んでもらいたくて「(喉が)乾いた時のワイン」という名前を付けました。
a0157027_11401125.jpg

[PR]
by w-inc | 2011-11-09 21:12 | Vin

Laurent Lebled

Laurent Lebled
ローラン・ルブレ
産地:ロワール地方 トゥーレーヌ

【造り手】 
ソミュール・シャンピニ出身のローラン・ルブレは、27年間、木材の輸出・卸会社を経営していましたが、自然を感じながら物を作る仕事をしたくなって、2010年7月ワイン造りに転向しました。働きづめの生活から、家族との時間や自分を大切にする、そんな生き方を求めたのです。セバスチャン・ボビネやベルナール・ポントニエ、リュック・セヴィーユという古い友人が、自然派のワインを造っているため、以前から彼らのワインを飲んでいたことが影響したのは当然のことだったのかも知れません。
a0157027_15104377.jpg


蔵は、ソミュールとシノン、そしてブルグイユという、ロワールの銘醸赤ワイン産地の中間に位置する「サヴィニー・アン・ヴェロン村」にあります。色々なワイナリーで働いて経験をつみながら、友人達の手助けもあって、その年のワイン造りまでこぎつけました。SO2を全く使わないワインを長年造っている友人達の強力なサポートのお陰で、彼ら同様、SO2無添加のワインを初ビンテージにして仕上げることができました。まさしく「綱渡り」のようなことを突然して怖くなかったのか、と聞くと「全然。親友がナチュラルワインを作っていたのがラッキーだった。昔は誰もがSO2を使ってなかったのだから」とローランは言います。彼らへの感謝の気持ちをこめて、ラベルには友人たちの名前が記載されています。気さくで親睦性が溢れる彼を見ていると、もの凄く信頼できる友人がいるのもうなずけます。
a0157027_15151969.jpg

(On est Su l'sable 2010:協力者としてセバスチャン・ボビネ、ベルナール・ポントニエの名が記されています。)

【栽培・醸造】
栽培面積は2,2ha環境を大切に、自然のしくみに逆らわないよう化学物質を使わない農業を行います。ビオロジック農業を取り入れて、ブドウの収穫量よりも、地中の生態系も含めた自然全てが健全であることが何よりも大事と考えます。友人が有機栽培するブドウや、アドバイスを受けながら自分自身が精一杯育てたブドウを使うことで、この蔵独特の一風変わったマセラシオン・カルボニックが可能になるのです。
ローランはワイン以外からアプローチしただけに、地元品種であるカベルネの個性であり同時に苦手な部分でもあるピーマンっぽい風味を出さないように苦心した結果、ボジョレーで昔行われていたこの醸造方法を古い書物から見つけました。セメント製の発酵槽の底面に、「スノコ」のように材木を組んで、約15cmの「上げ底」を作ります。ブドウを房丸ごと入れていくと、下の方にあるブドウが潰れはじめます。果汁の液面がスノコの上まで上り果梗に触れそうになると、ポンプでゆっくりと果汁を抜きとります。その果汁は別のタンクに入れて自然な発酵を待ちます。セメント槽内のブドウは約3週間マセラシオン・カルボニック。天然酵母によるアルコール発酵が進み、下部のブドウの粒が徐々に潰れて果汁が流れ出し、液面が上がれば果汁を抜きとる作業を続けます。果汁と果梗が触れないようにして、カベルネ独特の「野菜っぽさ」を移さないという考え方です。
この方法を実行するには、発酵前に「粒選り」のレベルで腐敗果や未熟果を取り除かないと、長期マセラシオンは不可能なので、何よりも優れた原料を選ぶことが欠かせません。3つのワイン全てが、上記の醸造方法で作られている他、ワイン作りの最初から最後までSO2を一切使用せず、ノンフィルターでビン詰めします。
a0157027_15214857.jpg

a0157027_15235962.jpg

(写真:セメント槽と上げ底用の木材)

ワイン名:Ca c’est bon! 2010 (サ・セ・ボン) AOC トゥーレーヌ
品 種 :ガメイ100%、樹齢:30~50年。ビオロジック栽培。
収穫は、ブドウを選果しながら手摘み。収量40hl/ha。
SO2を一度も加えずに作ったワイン。
ワイン名は、アルコール発酵が終わってワインが落ち着いた時に、応援してくれた友人らと初めて飲んだ際の皆の言葉。そこには予想をはるかに超えた美味しさと達成感があったに違いありません。そしてローラン自身が感じたことは、素晴らしい友人関係を持てたことへの感激だったそうです。ほんのり甘みのある果実味、ソフトなタンニンとじわっと優しい味わいです。
a0157027_15245249.jpg


ワイン名:On est su l’sable 2010(オ・ネ・スル・サーブル) AOC トゥーレーヌ
品 種 :カベルネ・フラン100%、樹齢:30~50年。
大河ロワールがもたらした砂が沢山混ざる粘土石灰質土壌。ビオロジック栽培。
収穫は、ブドウを選果しながら手摘み。収量40hl/ha。
SO2を一度も加えずに作ったワイン。
ワイン名は、畑に砂が多いこと。そしてフランス語で「グラスが空っぽだよ!」というファミリアルな表現(俗語)。グラスに注いでも、砂に染みこむみたいにすぐに飲み干してしまう、という意味合いをもつ。
a0157027_15255584.jpg


ワイン名:Le Paradis 2010(パラディ) AOC トゥーレーヌ
品 種 :カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン80%。
樹齢:40年。ビオロジック栽培。
収穫は、ブドウを選果しながら手摘み。収量40hl/ha。
SO2を一度も加えずに作ったワイン。
ワイン名は、そのままずばり、パラダイス。美味しくて心が弾み、楽園にいるような心地よさをもたらしてくれる。
a0157027_1528910.jpg

(たわわに実ったカベルネ・フラン)

p.s.
2012年1月の写真を追加。
a0157027_14161031.jpg

サセボン2011 も オネスルサーブル2011 も美味しかった〜。

a0157027_14174488.jpg

もうすぐ届きますよ。
[PR]
by w-inc | 2011-11-09 21:11 | Vin