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Grégoire Perron

Domaine de La Combe aux Rêves 
(ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・レーヴ)
Grégoire Perron
グレゴワール・ペロン

France  サヴォワ地方
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【造り手】 
 フランス中部の都市、リヨンから北東に1時間ほどのところにある、サヴォア地方の村「Journans (ジュルナン)」で、2010年にワイン作りを始めた小さな蔵元。この地方では山間部の峡谷をCombe(コンブ)と言い、「自分のワインを造りたいという夢 (=rêve) がいっぱい詰まった場所」という気持ちがドメーヌ名になりました。

グレゴワールは、ジュラで蔵元で働いた他、数ヶ所で経験を積み独立しました。賃貸のブドウ畑を含めても1.9haという極小ドメーヌです。白は主にシャルドネとジャケール、ペティヤンがはガメイとプルサール、そして赤はピノ・ノワールを植えています。普段の農作業はグレゴワール一人で全部こなしています。なぜなら、気持ちをこめて精一杯この仕事に取り組んでいるので、別の人に仕事を頼むと納得できないからだとか。

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この若い醸造家は、醸造・熟成においても、ポンプを極力使わないように心がけ、出来る限り手作業で行うなど、とことん造り方にこだわっています。そのせいか彼のワインは香りがとても豊かで、白い花や、熟した柑橘系の果実のアロマに溢れています。そしてミネラル感がしっかりと表れています。通常、ビュジェー・セルドンの生産者は、最終のビン詰め時に、ガスが逃げないように工夫された特殊なフィルター装置を使うのが一般的ですが、この蔵では、シャンパン同様にルミアージュ(これ自体も手作業)して、澱抜きを手作業でします。

La Flute Agitéeは、甘みと酸味のバランスが心地よいドゥミ・セック、それ以外は辛口仕上げになっており、酸味が締まって飲み飽きしないワインです。プルサールで作るペティヤン「Noct'en bulles」 は2009年にテスト的に作ったところ、4ヶ月のビン熟では期間が短くて香味が開かないため、2010年から1年の熟成に変更しました。
この蔵は、AOCの地図でいうとBugeyに所在するのですが、申請をしないためすべてヴァン・ド・フランスになります。初ビンテージからとても風味が豊かで、素晴らしいワインを造り出しました。今後が非常に楽しみです。

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【栽培・醸造】
合成化学物質で作った農薬や肥料を使わない有機農業でブドウを栽培しています。
自然の力や天然由来の物質を利用して害虫を駆除するなど、昔からの栽培法を守っています。天然酵母による発酵を行い、SO2の使用を極力控えた造りです。
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【Vins】
ワイン名:Le P’tit Zinc(ル・プティ・ザンク、2010) ヴァン・ド・フランス(ブラン&ぺルラン)
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品種:ジャケール100%、樹齢:18年。粘土石灰質土壌。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースで運搬。収量:55hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/Lだけ使用する。
アルコール発酵後、タンクで4ヶ月間「シュールリー」状態で熟成。
収穫の翌年3月に、ワイン中の炭酸ガスを通常とは逆に逃がさないように注意してビン詰め。Perlant(ぺルラン)とは「発泡性を帯びた」という意味があり、この場合は極微発泡ワインを指します。


ワイン名:Mouss’ti Gris(ムスティ・グリ、2010) ヴァン・ド・フランス(ムスー・セック)
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品種:プルサール60%、ガメイ40%。樹齢:35~100年の古木も含む。
泥灰土が混ざる粘土石灰質土壌、南~南西向きの斜面。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースに入れて運搬。収量:35hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/L使用。
発酵の途中に、ろ過をせずにビンに詰めて王冠をつける。その後に発酵して精製される炭酸ガスをビン内に閉じ込める「アンセストラル製法」。最低6ヶ月ラット《澱抜き(デゴルジュマン)用の木枠》で寝かせる「ペティアン・ナチュレル」。デゴルジュマンは1本1本手作業で行う。この時「門出のリキュール」は添加しない。アルコール度10.5%。残糖15g/L未満。

 
ワイン名:La Flute Agite’e(ラ・フリュット・アジテ、2010) ヴァン・ド・フランス(ムスー) 
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品種:ジャケール100%、樹齢:15年。粘土石灰質土壌で西向きの斜面。
選果しながら手摘み、20kg容量のケースに入れて運搬。収量60hl/ha。
ブドウを圧搾して低温で清澄する時に、SO2を25mg/L使用。
「ムスティ・グリ」同様の「アンセストラル製法」。最低6ヶ月ラットで寝かせる。デゴルジュマンは1本1本手作業で行う。この時「門出のリキュール」を添加しない。アルコール度8.5%。残糖約35g/L とMouss'ti より少し甘め。ワインに発泡性があるため、「興奮した、落ち着きが無い」という意味のフランス語を付けた。
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by w-inc | 2011-11-09 21:14 | Vin
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